今月の「ときめき作品」  川口 邦雄先生



     初冬の純純菜沼       岩屋 昭春                                福島県 裏磐梯                                             

                                                            水を張った沼に生息する水草じゅんさいは初夏の風物詩。ハスのような小さな葉を
                                                            浮かべ、ところ狭しと湖面いっぱいを覆います。
                                                            裏磐梯では、小さな沼や水田を利用した沼などがいたるところに点在しています。
                                                            収穫を終えたじゅんさい沼は水を張って来年の春を待ちます。
                                                            ここ裏磐梯では12月初旬には薄氷が張りはじめ、短い寒暖を繰り返しながゆっくりと
                                                            と寒い冬に入っていきます。
                                                            
                                                            撮影日の12月9日は、前日の寒波が少しゆるんできた朝、弱い光が湖面に射しかけ
                                                            ると張り詰めた薄氷が少しずつゆるんできました。まるでカンテン状のドロドロになった
                                                            水面とじゅんさいのぬめりのイメージが重なり、PLを利かせてシャッターを切りました。
                                                            ほんの一瞬の光景でした。
                                                            翌日は強い寒波が押し寄せ、湖面は真白な雪に覆われ深いねむりにつきました。

                                                               デジタルカメラ  100~400mm  F18 1/20秒     2013年12月9日